カロリー計算

1日に何キロカロリー食べればいい?

お皿、電卓、年齢・性別ごとの1日の推定カロリー範囲のグラフを並べたイラスト。1日に何キロカロリー食べればよいかを示しています。

ほとんどの成人に必要なカロリーは、1日およそ1,600〜3,000キロカロリーの間に収まります。より正確には、米国人のための食生活指針の推定で、女性はおよそ1日1,600〜2,400キロカロリー、男性は1日2,000〜3,000キロカロリーが目安で、低いほうが座りがちな人、高いほうが活発な人にあたります(米国人のための食生活指針)。

この範囲が広いのは、本当の数値が人によって違うからです。年齢・性別・身長・体重・どれだけ動くか、そして体重を維持したいのか、減らしたいのか、増やしたいのかによって変わります。下の計算ツールで自分の目安を出してから、その数値を決める要因と、実生活でどう活かすかを読み進めてください。

カロリー計算機

性別

上に情報を入力すると、推定される1日のカロリーが表示されます。

ミフリン・サンジョール式にもとづく推定値です。必要量には個人差があります。これは出発点であり、医学的助言ではありません。

手早い答え、数字で見る

最もはっきりした公表データは、米国人のための食生活指針の付録2から得られます。ここには、年齢層・性別ごとに、3つの活動レベルで体重を維持するための推定必要カロリーが示されています。覚えやすい目安となる範囲はシンプルです。

  • 成人女性: 1日およそ1,600〜2,400キロカロリー
  • 成人男性: 1日およそ2,000〜3,000キロカロリー

どちらの層でも、低いほうが座りがちな生活、高いほうが活発な生活にあたります(米国人のための食生活指針)。これらは維持のための数値、つまり体重を一定に保つ量であり、あなた自身を測定したものではなく、基準となる体格をもとに組み立てられた推定値です。それでも、自分に合わせて調整する前の、わかりやすい出発点としては最良のものです。

数値を実際に左右するもの

必要なカロリーは3つの要素で決まります。これを理解することが、ありきたりな範囲を、信頼できる自分の数値へと変えてくれます。

1. 安静時の消費量(BMR)

基礎代謝量(BMR)とは、呼吸をする、血液を送り出す、細胞を修復する、脳を働かせ続けるなど、ただ生きているだけで体が使うエネルギーのことです。ほとんどの人にとって、これは1日のカロリー消費のうち最も大きな割合を占め、しばしば全体の60〜70パーセントほどになります。体格や体組成がこれを押し上げたり押し下げたりするため、長身で筋肉質な人が、小柄な人より安静時に多く消費するのは大きな理由のひとつです。

2. 活動量

安静時の消費に加えて、体を動かすことでもエネルギーを使います。運動、歩行、そわそわした動き、そして生活に伴う日々の動きです。これは人による差が最も大きい部分であり、自分で最もコントロールしやすい部分でもあります。デスクワークで運動をしない人はBMRにわずかしか上乗せしないかもしれませんが、ほぼ毎日きつくトレーニングをし、仕事でも立ちっぱなしの人は、かなりの量を上乗せできます。

3. 目標

上で示した範囲のテーマである維持が、基準になります。ただし体重を変えたいなら、その基準より意図的に多く、あるいは少なく食べます。ここで、同じ人に3つの異なる「正しい」数値が生まれます。維持のための数値、減量のためのより低い数値、増量のためのより高い数値です。以下でそれぞれを詳しく見ていきます。

安静時の消費と活動量がどう組み合わさって総量になるのか、より詳しい説明はBMRとTDEEの違いとは?をご覧ください。

性別・年齢・活動量別の1日の推定カロリー

下の表は、成人について、性別・年齢・活動レベル別に、体重を維持するための食生活指針の推定カロリーを示しています。自分の行を見つけ、活動レベルの列を横に読めば、手早いスタート地点の目安が得られます(米国人のための食生活指針)。

性別と年齢座りがち中程度に活発活発
女性 19–301,800 – 2,0002,000 – 2,2002,400
女性 31–501,8002,0002,200
女性 51–601,6001,8002,200
女性 61+1,6001,8002,000
男性 19–302,400 – 2,6002,600 – 2,8003,000
男性 31–502,200 – 2,4002,6002,800 – 3,000
男性 51–602,2002,4002,600 – 2,800
男性 61+2,0002,200 – 2,4002,400 – 2,600

活動レベルは、指針の表現では次のように定義されています。

  • 座りがち: 日常生活の身体活動だけ。
  • 中程度に活発: 日常生活に加えて、速歩で1日およそ2.5〜5 km歩くのに相当する活動。
  • 活発: 日常生活に加えて、速歩で1日5 km超を歩くのに相当する活動。

2つのパターンが目立ちます。第一に、必要量は年齢とともに下がります。基礎代謝量が低下するにつれて、座りがちな女性の推定値は20代の約2,000キロカロリーから60代には1,600キロカロリーへ、座りがちな男性は約2,400キロカロリーから2,000キロカロリーへと下がります。第二に、活動量は数値を大きく動かします。同じ人でも座りがちから活発に変われば1日に数百キロカロリー上乗せされることがあり、これこそ、同じ年齢・性別の2人がまったく違う必要量を持ちうる理由です。

注意点がひとつ。これらの推定値は基準となる体格を前提にしており(指針では、身長約163 cm・体重57 kgの基準女性と、身長約178 cm・体重70 kgの基準男性を用いています)、必要量が増える妊娠中や授乳中はカバーしていません。基準より背が高い、体重が重い、あるいは体つきが違うなら、自分の数値はこれと異なります。次のセクションの個別計算は、まさにそのためのものです。

維持・減量・増量のためのカロリー

自分がおおよそどれだけ消費するかがわかれば、目標を選ぶのは簡単です。1日に消費する量があなたの**総エネルギー消費量(TDEE)**であり、それが維持レベルになります。そこから先は、

  • 体重を維持するには: TDEEどおりに食べます。摂取エネルギーと消費エネルギーが釣り合い、体重計は動きません。
  • 体重を減らすには: TDEEより少なく食べます。通常は1日あたり約250〜500キロカロリーです。このペースなら、1週間におよそ0.25〜0.5 kgの着実な減量につながり、無理なダイエットよりも続けやすい傾向があります。
  • 体重を増やすには: TDEEより多く食べます。多くは1日あたり約250〜500キロカロリーで、増えた分のより多くが筋肉になるよう筋力トレーニングと組み合わせます。

覚えておく価値のある実用的な下限があります。多くのガイドラインは、医師の管理なしに女性で1日およそ1,200キロカロリー、男性で1,500キロカロリーを下回らないよう勧めています。それより少ないと、十分なタンパク質・ビタミン・ミネラルを摂るのが難しくなるからです。減量目標の背後にある方法全体、安全なカロリー赤字の大きさや、なぜ適度が過激に勝るのかについては、減量するには1日何キロカロリー食べればいい?を、その差そのものの科学についてはカロリー赤字とは?をご覧ください。

カロリー赤字の大きさは、結果が出る速さと、それがどれだけ続けやすいかも左右します。目標を現実的なスケジュールに落とし込みたいなら、1ヶ月でどれくらい体重を減らせる?が、特定の赤字が体重計の上で何を意味するのかを示しています。

自分の数値を見つける方法

表もよい出発点ですが、自分自身の推定値のほうがより正確です。それを得る信頼できる方法が2つあります。

計算ツールを使う

最も速いのは上の計算ツール、あるいは専用のカロリー計算ツールTDEE計算ツールです。年齢・性別・身長・体重・活動レベルを入力すると、推定維持カロリーと減量目標が返ってきます。下で説明するのと同じ計算を実行するので、自分で計算する必要はありません。

自分で計算する

その裏側では、よくできた計算ツールはミフリン・セントジョール式を使っています。これは健康な成人498名の安静時エネルギー消費を測定したうえで1990年に発表され、のちの比較でも古い式より安静時の必要量を正確に予測することが示されています(Mifflin et al., 1990)。まずBMRを見積もります。

  • 女性: BMR =(10 x 体重kg)+(6.25 x 身長cm)-(5 x 年齢)- 161
  • 男性: BMR =(10 x 体重kg)+(6.25 x 身長cm)-(5 x 年齢)+ 5

次に、BMRに活動係数を掛けてTDEEを求めます。

活動レベル具体例係数
座りがち運動はほとんどしない、デスクワーク1.2
軽い活動週1〜3日の軽い運動1.375
中程度の活動週3〜5日の運動1.55
非常に活発週6〜7日のハードな運動1.725
極めて活発毎日のハードな運動に加えて肉体労働1.9

たとえば、身長165 cm・体重70 kgの35歳の女性なら、BMRは約1,370キロカロリーです。中程度に活発なら、推定TDEEは約1,370 x 1.55、つまりおよそ1日2,120キロカロリーです。これが彼女の維持の数値であり、現状を保つために食べるベースであり、減らすために差し引く起点であり、増やすために上乗せする起点でもあります。

正直なところを一つ。これは推定値であって、ラボの測定値ではありません。予測式や活動係数は集団の平均値なので、実際の消費量はこれより少し多めにも少なめにもなりえます。計算した数値はスタート地点の目標ととらえ、調整すべきかどうかは2〜3週間の体重計に教えてもらいましょう。

避けたいよくある間違い

いくつかのありがちな誤りが、数値を狂わせます。それらをかわすことで、目標を正直なものに保てます。

  • 活動レベルを過大評価する。 これが最も多い間違いです。ほとんどの日を座って過ごしているのに「非常に活発」を選ぶと、推定値がふくらみ、カロリー赤字を静かに消し去ってしまいます。迷ったら低いほうの活動レベルを選び、結果に修正させましょう。
  • 計算し直すのを忘れる。 減量や増量に伴ってTDEEは変わります。軽い体は消費するカロリーが少なく、重い体は多いからです。体重がおよそ4〜6 kg動くたびに、あるいは2〜3週間進捗が止まったときには、計算し直しましょう。
  • 推定値を正確な値として扱う。 どんな計算式も消費量を1キロカロリー単位で言い当てはしません。数値は、体重計に対して検証する仮説であって、確定した判定ではありません。1日だけの数字ではなく、傾向をもとに調整しましょう。
  • 液体や追加分を数え忘れる。 飲み物・油・ソース・「ほんの一口」はあっという間に積み重なり、見落としやすいものです。見過ごしてしまう日常の食べ物こそ、たいてい実際の摂取量と目標を分けるものです。
  • 早すぎる・少なすぎる食事制限。 理にかなった下限をはるかに下回ると、空腹・疲労・筋肉の減少・反動を招きます。続けられる適度な目標は、投げ出してしまう極端なものに勝ります。

すべてをまとめると

1日に必要なカロリーは、シンプルな流れに集約されます。安静時の消費量を見積もり、活動量に応じて引き上げて維持の数値を求め、目標に応じてそれと同じ・少ない・多いを狙う、ということです。ほとんどの成人にとって、答えはおよそ1日1,600〜3,000キロカロリーのどこかに収まりますが、知る価値があるのは個別化された数値のほうです。

まずは上の計算ツールで自分の数字を出すか、その数値を日々の指針に変える無料プランでオーダーメイドの目標を組み立てましょう。そのうえで、フィードバックから学べるくらい一貫して記録します。無料のCalcEatアプリなら、お皿の写真を撮るだけでカロリーとマクロの推定値が即座に得られ、バーコードをスキャンしたり、手動で記録したりもできるので、自分の摂取量が実際に目標と合っているかを確認できます。今日スタート地点の数値を決め、数週間試して、そこから調整していきましょう。

この記事は一般的な情報であり、医学的アドバイスではありません。持病がある方、妊娠中・授乳中の方、または食事の大きな変更を検討している方は、まず医師または登録栄養士にご相談ください。

出典

  1. Dietary Guidelines for Americans, 2020-2025: Appendix 2, Estimated Calorie Needs per Day by Age, Sex, and Physical Activity Level
  2. Mifflin MD et al. (1990), Am J Clin Nutr: A new predictive equation for resting energy expenditure in healthy individuals

よくある質問

1日に何キロカロリー食べればいいですか?

ほとんどの成人では、米国人のための食生活指針の推定で、女性はおよそ1日1,600〜2,400キロカロリー、男性は1日2,000〜3,000キロカロリーが目安です。低いほうが座りがちな人、高いほうが活発な人にあたります。自分の数値は年齢・性別・身長・体重・活動量によって変わります。それを知るには、まず自分が消費するカロリー(TDEE)を見積もり、その量を食べれば維持、少し少なくすれば減量、少し多くすれば増量になります。この記事の計算ツールが計算してくれます。

体重を維持するには何キロカロリー必要ですか?

維持レベルとは、1日に消費するカロリーの量のことで、総エネルギー消費量(TDEE)と呼ばれます。その量を食べれば、体重はほぼ一定に保たれます。最も信頼できる見積もり方は、ミフリン・セントジョール式で安静時の消費量を求め、それに1.2(座りがち)から1.9(非常に活発)までの活動係数を掛ける方法です。あくまで推定値なので、2〜3週間ほど体重計で確認し、数値を微調整してください。

1日1,500キロカロリーで足りますか?

体格・性別・活動量によります。維持カロリーが約1,800キロカロリーの、小柄または高齢で活動量の少ない女性なら、1日1,500キロカロリーは理にかなった適度なカロリー赤字です。一方、1日2,800キロカロリーを消費する長身または非常に活発な男性にとっては、1,500キロカロリーは続けるのが難しい厳しい削減になります。一般的な下限として、多くのガイドラインは、医師の管理なしに女性は約1,200キロカロリー、男性は約1,500キロカロリーを下回らないよう勧めています。

なぜ年齢とともに必要なカロリーが減るのですか?

年齢を重ねると、安静時に体が使うエネルギーである基礎代謝量が低下する傾向があります。これは、成人が時間とともに筋肉を失いやすいことも一因です。食生活指針もこれを反映しており、座りがちな女性の推定値は20代の約2,000キロカロリーから60代の約1,600キロカロリーへ、座りがちな男性は約2,400キロカロリーから約2,000キロカロリーへと下がります。活動的でいて、筋力トレーニングで筋肉を保つことが、この低下をゆるやかにする助けになります。

オンラインのカロリー推定は正確ですか?

確かな出発点ではありますが、正確な実測値ではありません。ミフリン・セントジョール式のような予測式や活動係数は集団の平均値なので、実際の消費量はそれより多めにも少なめにもなりえます。正しいやり方は、計算した数値をスタート地点の目標として使い、数週間のあいだに体重計が実際にどう動くかをもとに調整することです。現実の結果は、いつだってどんな計算式にも勝ります。